資産運用で貯金を増やしたいと考えている方に、私は投資をオススメしています。
「貯金は多少あるけど投資や資産運用のやり方はよくわからない」という人って意外と多いんですよね。
投資というのは株、為替、商品、不動産、仮想通貨などたくさんの種類があります。その中でも貯金を運用して増やしたいという初心者にオススメなのが、インデックスファンドへの積立投資です。
始め方はとっても簡単で、3ステップ。
- 証券会社の口座を開設する
- 商品を選ぶ
- 買付の設定する
これさえ終われば運用方法は基本的にほったらかしで大丈夫なので、貯金と同じような感覚で資産運用ができます。
この記事では貯金感覚で積み立てて資産運用ができる、インデックス投資の始め方を解説していきます。
証券会社の口座を開設する
まずは証券会社の口座開設から始めます。口座がなければ、投資信託や株を購入することができないので必須ですね(*^^*)
今はネット上から申し込めばそれほど日数はかかりませんが、必要書類の郵送等もあるので申し込んですぐに取引ができるわけではありません。そのため思い立ったらすぐに申し込んでしまいましょう。
ネット証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、松井証券、GMOクリック証券などがあり、それぞれにメリットが存在します。
この記事で説明する貯金感覚で行うインデックス投資の場合は、SBI証券か楽天証券が圧倒的にオススメ。この2社は最もよく使われている大手ネット証券会社なので、最低でもどちらか一社は開設しておきましょう。
投資全体の総合力ではSBI証券が一番のオススメですが、私はインデックスファンドへの積立は楽天証券で行っています。その理由はこちらの記事で解説しています。
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楽天証券の口座開設はコチラから。
ちなみに楽天証券は楽天銀行と連携させることによって、普通預金金利が0.1%になるサービスもあるので、楽天証券で投資を始める人はコチラの記事もオススメです。
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商品を選ぶ
口座は開設できましたか?では次は投資していく商品を選びます。
貯金を増やすためには基準価額(株価みたいなものです)が将来的に上がる可能性が高い投資信託を選ばなければいけません。
しかし2,600本以上(記事執筆時点)もある投資信託の中から、投資初心者が優良商品を見つけるのはとっても難しいですよねσ(*・∀・)
そのため私がオススメする投資信託をつらつらと紹介していきます。記事執筆時点では実際に私も積み立てている商品も多いですよ。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
世界中の株式に70%、債券に30%を投資してくれるバランスファンド。株式はリスクとリターンが大きいため、比較的値動きの安定した債券を組み合わせてバランスを取ります。
投資の王道といえる組み合わせがこれ一本で実現できて、さらに低コスト!初心者さんで何を選べばいいかまったくわからない人はとりあえずこれを選んでも良いかも。
50代以上の場合などは「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」でも良いかなって思います。株式と債券の配分比率が50:50で、より値動きがマイルドになります。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
世界中の株式、債券に加えて、REIT(不動産)にも投資をするバランスファンド。先進国株、国内株、新興国株、先進国債券、国内債券、新興国債券、先進国REIT、国内REITの8資産を均等に12.5%ずつ投資できます。
「できるだけ多くの資産クラスに分散させた方がリスク軽減できそうで安心する」という考え方の人にはぴったりの商品です。
通常だと8つの資産に分散させると管理が面倒ですが、これ一本で済ませることができて低コストなのが最大の魅力です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
こちらはアメリカ株のほぼ全てに投資できる商品。上記2商品はバランスファンドでしたが、個人的な意見としては「貯金を運用して増やしたいのであれば、大きいリターンが見込める株式100%投資で良い」と思っています。
世界中の市場を見渡してみてもアメリカ株というのは、長期的に右肩上がりが持続している珍しい市場。ここに資産を集中させるという選択肢は賢明であるとさえ思います。
ただしリーマンショックのような大きな暴落に見舞われると、一時的に保有資産がドカンと減ってしまうので、その覚悟だけは必要になりますよ(*^^*)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
こちらもアメリカ株100%ですが、全体ではなくS&P500(アメリカの株価指数)に採用されている約500社に絞っています。
大企業がほとんどになりますが、値動きそのものは楽天・全米株式インデックス・ファンドとかなり似ているので、好みで選べば良いかなって感じ。比較記事もあるので気になった方は読んでみて下さい。
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eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
「株式100%は賛成だけどアメリカ株オンリーはちょっと・・・」という方は、日本以外の先進国の株式がセットになった「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がオススメ。
アメリカ以外にもイギリス、フランス、ドイツ、カナダなどに、地域分散投資することが可能です。
名前の似ている「eMAXIS 先進国株式インデックス」と間違えないように注意してくださいね。
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商品選びは自分でしたいという初心者さんは
オススメされたものをなんかよくわからずに買うのはイヤだ!自分で選びたいな。
という人もいるかもしれません。ただ投資初心者は投資信託データや目論見書に書いてある用語もなかなか理解ができないと思います。
下手な商品を選ぶと貯金を運用で増やすどころか、何十年経ってもマイナスのままということもあり得ます。そうならないために、自分で投資信託を選びたい場合は必ず良質な投資本で勉強をしてから購入するようにしましょう。
インデックス投資のお勉強にオススメの本は「ウォール街のランダム・ウォーカー」です。
その他にも投資初心者にオススメの本をまとめた記事があるので、興味のある方は覗いてみて下さい。
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買付けの設定をする
購入するインデックスファンドが決まったら、積立購入するための設定をします。ここでは楽天証券の画面を使って説明していきますが、SBI証券でもやることはほとんど同じです。
スマホトップ画面の右上にあるメニューをタップし、投資信託をタップ。
注文・積立タブから「積立注文」をタップ。
「ファンド名・委託会社を検索」ボックスに購入する投資信託の名前を入力して検索します。同じような名前のインデックスファンドと間違えないように注意してくださいね。
購入するファンドをタップすると積立注文ボタンが出てくるのでタップ。
目論見書の確認と同意画面では目論見書(投資判断に必要な重要事項を説明したもの)を読んで、確認ボタンをタップ。
月々の積立金額を入力します。普段貯金に回せている、無理のない金額を設定しましょう。入力したら右下のチェックボタンをタップ。
金額に間違いがないか確認して「口座選択へ」をタップ。
口座選択は特定口座と一般口座が選べます。特定口座は利益にかかる税金の計算、及び納税を証券会社がやってくれます。初心者の方やサラリーマンは特定口座を選ぶ方が間違いないと思います。
口座を選択したら「分配金コース選択へ」をクリック。
分配金コース選択画面では再投資型と受取型が選べます。これは必ず再投資型を選択するようにして下さい。「分配金を現金で受け取ります。」とか書いてあるので、なんとなく受取型を選びたくなるかもしれませんが、余計な税金を払ってパフォーマンスの低下を招いてしまいますのでオススメしません。
引落口座設定へボタンをタップ。
引落口座と引落日を設定します。証券口座か楽天銀行を選択すれば、引落日は 毎月1日~28日の間で自由に設定可能。楽天カードの場合は買付指定日は毎月12日、その他銀行の場合は毎月の買付指定日は、7日、24日の設定となり、自由な設定はできません。
長期的に見るとそれほどパフォーマンスは変わらないことが多いので、何日を積立指定日にしても良いと思います。自分の都合の良い引落口座を選びましょう。
確認画面へボタンをタップ。
注文内容を確認して注文ボタンをタップ。以上で積立設定は完了です。
初回の買付が行われれば投資家デビュー♪貯金が運用で増えるといいな~(*´∇`*)
貯金をインデックス投資運用で増やす時の注意点
積立設定をしてしまえば、あとはほったらかしで毎月投資信託を購入してくれます。
特にやることはない・・・というかむしろ、あまり損益のチェックはしない方が良いかもσ(*・∀・)
インデックス投資は「長期的に見て、経済成長が持続し続ける」という考え方を信じていなければいけません。もちろん過去のデータを見る限りそうなる可能性は高いといえます。
ただし一時的に株価が下落し、保有資産が大きくマイナスになることもあるんですよね。そういった時についつい積立をやめてしまったり、もっと下がることを恐れて損切りしてしまうケースが初心者の場合は多いんです。
積立投資は貯金と同じ感覚だとは言いましたが、元本保証がない点においてはまったく異なることを理解しておきましょう。
マイナスになってしまった時に無駄に心理的ストレスを抱えて狼狽えないように、設定をしたら完全に忘れるくらいの気持ちでいることがが、貯金を運用で増やすコツかも。
また、定額積立投資(ドルコスト平均法)でどのような損益が発生しうるのか、事前にシミュレーションしておくことも一つの方法です。
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以上、「貯金を運用して増やしたい!初心者にオススメの楽チン投資の始め方」でした。
投資を始めようか迷っている方は機会損失をしてしまっている場合もあります。もちろん慌てて始める必要はありませんが、長期投資は早めに始めた方が有利だというお話は以下の記事でしております。
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