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投資信託「日本のツボ」はオススメできない残念商品!その理由を解説

「りそなJリート・アクティブ・オープン」通称「日本のツボ」という投資信託は個人的には、まったくオススメしません。

理由は販売手数料が高いこと、信託報酬が高いこと、直近のリターンがインデックスに負けていること、分配金があること、資金流出が続いていることの5つです。

これだけでは投資をしたことがない方は、まったく意味がわからないと思うので、ひとつずつお話していきます。

①販売手数料が高い

日本のツボがオススメできない理由のひとつ目は販売手数料が高いことです。今回は、同じ国内REIT、リートというのは不動産のことですね、国内の不動産に投資をする「ニッセイ Jリートインデックスファンド」と比較していきます。

販売手数料を見てみると、日本のツボが2.2%でニッセイ Jリートインデックスファンドは0%です。

わかりやすくいうと、100万円を預けたとして、日本のツボは2.2%分、2万2000円を手数料として取られるので、97万8000円しか投資できないのに対して、ニッセイは100万円まるまる投資できる計算になります。

ニッセイのほうがすごくお得なのがわかりますよね。

ただ、そんなに手数料が違うと、「そもそも比較対象としてニッセイは正しいのか」っていうことが気になってくると思います。なので今回、なぜ比較対象にニッセイJリートインデックスファンドを選んだのかを、いったん説明させて下さい。

比較対象がニッセイjリートの理由

投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドというのがあって、日本のツボはアクティブファンドで、ニッセイはインデックスファンドになります。

インデックスファンドというのは市場平均と同じ値動きを目指す投資信託のことで、市場平均というのは一番わかりやすい例でいうと日経平均株価とかTOPIXですね。

よくニュースとかで「日経平均株価が300円の大幅高になりました」とか言ってると思うんですけど、それと同じ値動きをするように作られた投資信託がインデックスファンドです。

で、このニッセイは東証REIT指数という、東京証券取引所に上場しているすべての不動産投資信託の全体の動向を表す指数とほぼ同じ値動きをします。全銘柄を対象にしているので株式でいうとTOPIXの不動産版みたいな指数です。

つまりニッセイの商品はインデックスファンドであり、国内のリート市場の平均的な値動きをする投資信託ということですね。平均なので突出して高いリターンにも低いリターンにもならないのが特徴です。

じゃあアクティブファンドは何かというと、独自の運営方針に基づいて銘柄を選別して、市場平均を上回るリターンを目指す投資信託です。

なのでインデックスファンドと比較をすることは理にかなっているわけですね。

ちょっと何言ってるかわかんないですっていう人は、ニッセイは平均点だと思って下さい。例えば違う学校のお友達が「数学のテスト70点だった」って言ってきたとしても、それが高いのか低いのかってわからないじゃないですか?もし平均点が20点だったならすごい高得点だし、平均点が80点だったなら残念だったね、ってなりますよね。

これと同じで、アクティブファンドの内容が優れているかを判断するときに、同じ資産クラスのインデックスファンドと比較をするというのは、基本的な考え方になります。

②信託報酬が高い

ではここから本題に戻って、日本のツボがおすすめできない理由の2つめは信託報酬が高いことです。

信託報酬というのも手数料なんですけど、販売手数料は購入する時だけにかかる手数料なのに対して、信託報酬はその投資信託を保有している間、ずっとかかってくる手数料になります。

1年あたりにかかる手数料なので、日本のツボの1.1%という信託報酬は、100万円投資していたと仮定すると、年間で1万1000円の手数料が差し引かれることになります。

それに対して、ニッセイは0.28%ということで、2,800円の手数料で済むので、日本のツボよりだいぶ安いですね。

③直近のリターンがインデックスに負けている

で、理由の3つめは直近のリターンがインデックスに負けていること、これが一番大事ですね。

実は手数料については、それだけで投資信託の良し悪しの判断材料にはなりません。なんでかっていうと、高い手数料を払ってもそれを上回るくらい高いリターンを叩き出してくれれば、投資家は満足するからです。

極端な例で言うと、仮に1年間で手数料を10%取られるけど、50%上昇するような投資信託Aと、手数料は0.1%だけど年間で2%しか上昇しない投資信託Bなら、自分のリターンは40%と1.9%でAの方が圧倒的に良いですよね?

じゃあ日本のツボのリターンがニッセイよりも優れているかってことなんですけど、過去の成績を見てみると、直近1年・3年・5年とニッセイを下回っていることがわかりますね。

少なくともこの5年間は日本のツボの成績は、市場の平均よりも低いリターンしか生み出せていないことになります。

とはいえこのデータは過去のものなので、「今後は市場平均より高いリターンを出してくれるかもしれないじゃないか」という意見もあるかもしれませんし、その意見を100%否定することはできません。

ただ、この2つの投資信託の過去3年間の比較チャートを見て下さい。

はっきりいって、ほとんど市場平均と同じ動きしかしていなくて、信託報酬が高い分、リターンが少なくなっているようにしか私には見えません。

過去の成績でインデックスファンドに負けていたとしても、もう少し違う値動きをしてくれているなら、今低迷している銘柄が今後伸びてきて、インデックスファンドを超えるリターンを出してくれるかもしれないっていう期待もできるかもしれないですけど、このチャートを見る限り、日本のツボにはあまり期待はできないかなと思います。

ちなみにこのチャートはスタート地点の2017年2月10日時点で両方の投資信託を0%として増減率を表していますけど、実際は日本のツボは購入手数料の2.2%がかかって、-2.2%から始まることになるので、実際はもっと日本のツボは下になります。

④分配金がある

次に理由の4つ目は分配金があることですね。分配金というのは運用利益の中から支払われるお小遣いみたいなやつですね。基本的に投資信託は分配金がある方が不利になります。

なぜかというと分配金を受け取る時に税金がかかってしまうので、再投資する場合に損をしてしまうからです。

一度資金を入れて、もう二度と再投資はしないと固く心に誓っているなら、分配金ありのファンドを選んでも良いかもしれませんけど、そもそも投資信託を買うということは値上がりを期待しているわけだと思うので、余剰資金ができたときは再投資をしていくべきだと私は思います。

ちなみにこのチャートやリターンの数値は、税金が引かれる前の分配金を、すべて再投資しているものとして計算されているので、日本のツボに関しては実際のリターンはもっと低くなります。

ニッセイは分配金がないので、ほぼこの数値通りのリターンになると思います。

⑤資金流出が続いている

最後に理由の5つ目は資金流出が続いていることです。ここまで日本のツボに対してネガティブなことをベラベラと喋ってきましたけど、私の言っていることが信用できないって思っている人に見てほしいのが、この資金流出入額グラフです。

単純に日本のツボがいいと思って買う人が多ければ、プラスになるし、ダメだと思って解約する人が多ければマイナスになります。

直近3年間はほとんどマイナスなのがわかると思います。市場平均を下回るリターンしか生み出せていないので、解約している人が増えていることが考えられます。

この記事で言いたいこと

はい、ここまでで日本のツボがオススメできない理由をお話してきましたけど、私はこの投資信託をディスりたいわけではないですし、この投資信託を買っている人を否定したいわけでもありません。

日本のツボは銀行の窓口で販売している商品だと思うので、ネット証券の商品と比較すると人件費などが余計にかかって、手数料が高くなるのも仕方がないと思います。まあ、購入手数料の2.2%はちょっと高すぎると思いますけど。

ただ手数料を差し引いても、ここ数年のリターンは市場の好調さに乗ってしっかりプラスですし、買っていた人はちゃんと利益が出ていると思います。

一番もったいないのは、お金を持っているのに銀行に眠らせているだけで、まったく資産運用をしていない人です。私も昔そんな感じで貯金ばっかりしていたのを今ではすごく後悔しています。

少額からでも良いので積立投資を早いうちから始めることをオススメします。

以上、日本のツボがオススメできない理由でした。YouTubeチャンネル「個人で生きる道-ショウ」さんの「月収100万円稼ぐ爺ちゃんと対談【お金を稼ぐ思考法】」を見て、この投資信託が気になっていた人の参考になれば嬉しいです。

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