次のリーマンショック級の金融危機はいつ?暴落待ちの人に伝えたいこと

次のリーマンショック
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2008年9月15日、後に100年に一度の金融危機と言われるリーマンショックが発生しました。

だいぶ年月が経っているとはいえ、あの時の大暴落の恐怖を忘れていない投資家も多いかと思います。FXなどのレバレッジ取引をやっていた人の中には強制ロスカットを味わった人も多かったといいます。

一方で2009年以降に投資を始めた人にとっては、リーマンショックが美味しい買い場に見えるのではないでしょうか?

「次にリーマンショック級の大暴落が起きたら、全資産を投入して株を買おう!」

「次回の金融危機まで投資は控えて貯金しておこう!」

ついついこんな思考になってしまいがち。

日経平均月足チャート

上のチャートを見れば分かる通り、日経平均株価は約7000円まで落ちましたからね。暴落時に買えていれば、10年後の2018年には3倍以上に資産が増えている計算。

「暴落してから底値で購入」という作戦そのものはとっても効果的だといえます。でもね、この作戦っていろいろと問題点がありまして・・・。

そこで今回は「次回のリーマン・ショック級の暴落待ち」の人に伝えたいことを書いていきます。

リーマンショック級の暴落が発生しなかったら?

リーマンショック級の暴落を恐れる理由の一つに、「10年に1度くらいの頻度で経済危機が起こる」というサイクルがあると言われているからです。

1990年には日本のバブル崩壊、2000年にITバブル崩壊、2008年にリーマン・ショックといった感じ。

2015年のチャイナショックや2016年のブレグジットショックもありますが、チャートを見て分かる通り、下げ幅は先の経済危機ほど大きくはありませんね。

そのため「そろそろ大きい暴落が来るんじゃないか」と考えて、買い控える投資家も多いと思います。

でも・・・リーマンショック級の暴落がずっとずっと発生しなかったらどうしますか?

株価は小さな調整を繰り返しながら右肩上がりで上がっていきます。10年待っても20年待っても、暴落なんて起きない・・・そんな可能性もあるんです。そうなったら大きな機会損失になってしまいますよね。

実は私も暴落に備えて余裕資金を多めに残していた経験があります。毎月5万円の積立投資は継続していたものの、資産の現金残高は高まる一方。1500万円以上の普通預金が貯まり、投資をしないリスクを感じるようになりました。

それからは積立金額を増やし、さらに保有資金はスポット投資に回して運用をし始めました。当たり前の話ですが効率的な運用ができています。

スポット投資にはストップ注文を入れているので、万が一、暴落が発生したときには現金化されます。ある程度下がりきってから再投資を始めることが可能なので、この投資方法なら暴落を必要以上に恐れることもないかなって思いますσ(*・∀・)

リーマンショック級の暴落の発生が10年後・20年後だったら?

仮に暴落が起きたとしてもそれが10年後だったらどうでしょう?

アメリカ株式市場平均の年利7%で資産運用ができていたと仮定すると、10年後の資産はちょうど倍くらいになっているはずです。100万円なら200万円ですね。

リーマンショックでは暴落前の高値から50%ほどの下落があったので、同じ下落幅だとすると資産は100万円に目減りするだけ。プラスマイナスゼロで損失はありませんね。

では同じ条件で20年後に暴落が起きたと仮定してみましょう。

年利7%運用で20年後には100万円の資産は400万円に増えています。ここでリーマンショック級の暴落が起きたとしても資産は200万円なので、元金の2倍ですね(*^^*)

暴落待ち投資法は暴落が起きなかった時だけでなく、暴落が起きる時期が遅かった場合も問題ありということになります。

ここではシンプルに暴落時も指をくわえて50%の下落を見ているだけとして例を出していますが、実際は一旦利益確定して様子を見ることもできますからね。「暴落待ちしよう」と決めてから、よほど運良く早い段階で暴落が来ないと、通常投資をしている場合よりも良いパフォーマンスは得られないのではないでしょうか。

これって暴落?それともただの調整?

スコーンと株価が下落したとします。例えば2018年2月には2年ぶりくらいの大きな下落がありましたね。(冒頭のチャート参照)

でもこれが暴落なのか、ただの調整なのか、線引は難しいと思います。まあ少なくとも「リーマンショック級の暴落」ということはないですよね。

暴落待ちをするということはできるだけ大きな下落で買いたいもの。とはいえ自分の中で何%の下落で暴落とみなすかを決めておかないと、実際に株価が下落したときに迷うことになります。

これは暴落だ!でも・・・いつ買えば良い?

冒頭で説明した通り、リーマンショックの最安値近辺で投資を始めていれば、10年後には資産は3倍になっています。しかしそんなに上手く最安値で買うことはできませんよね。

サブプライムローン問題による株価の大きな下落は2007年には始まっています。2008年4月ごろには回復しかけるので、思わず買ってしまいそうになりますが、実際はその後のリーマンショックで、株価はさらに半分になってしまいます。

もしこの2008年4月に投資を始めていた場合は10年後の2018年でも資産は1.6倍程度。それなりに良いポジションで買えていますが、長期の市場平均を下回る結果になっています。

このように暴落時にいつ投資を始めるかというのはとてもむずかしい問題で、株価がどこで下げ止まるかは誰にもわからないんですよね。過去のチャートを見て「この時買っていれば○倍になった」というのは簡単なんですがσ(*・∀・)

暴落で買うのも大事、でも普段の投資はもっと大事

株価が大きく下落したときに仕込むことは長期投資目線ではとても良いことです。ただ何もせずに暴落待ちをしていると2016年~2017年くらいの大きな調整もない上昇相場を完全に逃してしまうことになります。

これはこれで大きな機会損失になってしまうので、次のリーマンショックを意識しつつも普段の投資をしっかりとしていくことが大事。基本的には積立投資が一番無難な選択肢になってくると思います。

そもそもリスク資産と無リスク資産の比率をしっかりと決めておけば、下落時には買い増しできるはずですしね。

例えばリスク資産と無リスク資産を8:2にするとして、保有資産が1000万円あると仮定してみましょう。リスク資産が800万円、無リスク資産が200万円ですね。
そこでリーマンショック級の下落が起きて株価(リスク資産)が半額になったとすると、保有資産はリスク資産400万円、無リスク資産200万円の合計600万円になります。
比率を8:2にするために無リスク資産80万円分で株を買い増すことができますね。これでリスク資産480万円、無リスク資産120万円で8:2になります。

ということで、リーマンショック級の暴落が起きたときにどうするのかをしっかりと事前に考えておけば、暴落待ちで資産をずっと寝かせておく必要もないんじゃないかなと思います。

以上、「次のリーマンショック級の金融危機はいつ?暴落待ちの人に伝えたいこと」でした。

 

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