最近はアメリカの株式市場に投資する人がどんどん増えてきています。先進国であり、世界経済の中心地であるアメリカに投資することが、リスク・リターンのバランス的に最も賢明だと考える投資家が多いということですね。
さらにつけ加えるなら、個人投資家が米国株を購入しやすい環境が整ってきていることも理由のひとつ。個別株やETFの買い付け手数料の低下はもちろん、アメリカ株式市場に連動するインデックスファンドもどんどん増えています。
とはいえ、米国株(アメリカ株)を購入できる日本の証券会社はあまり多くなくて、記事執筆時点ではSBI証券、マネックス証券、楽天証券の3社だけです。
その中でマネックス証券は米国株の取扱い銘柄数がダントツで多く、注文方法がたくさんあるところが最大の魅力。
しかし初めてマネックス証券で米国株を購入する場合、買い方がよくわからなくて困る人も多いと思います。
国内株の取引経験があっても、米国株は為替も関係してきますし、マネックス証券の画面も独特で少しわかりにくいところがあるもんね。
そこで今回はマネックス証券での米国株(アメリカ株)の買い方を、画像つきでできるだけわかりやすく解説していきます。
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マネックス証券の証券総合取引口座を開設する
まずはマネックス証券の口座を開設します。マネックス証券は米国株に強みがある他、「ゼロETF」(米国ETF売買手数料実質無料プログラム)という、対象ETFが取引手数料無料になるサービスなど、おすすめポイントがたくさんあります。
すぐにアメリカ株に投資する予定がなくても口座を開設しておくと良いと思います。
マネックス証券の外国株取引口座を開設する
証券総合取引口座を開設した後は外国株取引口座を開設する必要があります。とはいえこちらは約款などに承諾するだけなので、ウェブ上で簡単に完了しますよ。
マネックス証券ホームページより、米国株・中国株をクリック。
続けて出てきた画面で、「外国株取引口座を申込む(無料)」をクリックして、開設を進めていきます。
ここまでの手順は一度やってしまえばもうする必要はありません。
マネックス証券総合取引口座に入金する
マネックス証券ホームページから「入出金」をクリックし即時入金指示(インターネットで入金)をクリック。あとはお好きな金融機関から入金します。
大手の銀行で入金手数料が無料で、即時入金されるので便利です。
マネックス証券外国株取引口座に日本円を振替
先ほどと同様、マネックス証券ホームページから「入出金」をクリックすると、資金振替という項目に「MRFまたはお預り金⇔外国株取引口座の振替」とあるので、振替(日本円)をクリック。
資金振替選択(外国株)の画面になるので、「MRF・お預り金 → 外国株取引口座」を選択して、次へをクリック。
資金振替(外国株)入力画面になるので、外国株取引口座に振替する金額を入力して、次へをクリック。あとは次の画面で金額を確認して完了させて下さい。
外国株取引口座のお金を為替振替(ドル転)をする
外国株取引口座に入金されたらその日本円を米ドルに両替します。これをドル転というらしいです。
マネックス証券のトップページから「米国株・中国株」をクリック。
米国株の「為替振替、口座管理」をクリック。
上の振替タブをクリックして、円貨預り金を外貨へ振替(円貨 ⇒ 外貨)の米ドルの欄の振替をクリック。
円貨預り金を外貨へ振替 入力画面になるので、ドルに変える金額を円貨で入力し、振替をクリック。あとは金額を確認して実行すれば、米国株を買うのに必要な米ドルが口座に入ります。
米国株を買う
為替振替を行った画面から今度は「米国株取引」をクリック。NISA口座で買い付けを行う場合は下の「米国株取引NISA」を選んで下さい。
最初は米国株取引の確認事項が表示されるので同意するなどして進めて下さい。
マネックス証券の米国株取引ホーム画面になるので、右にある「米国株取引ログイン」をクリック。
TradeStation(トレードステーション)の画面が立ち上がります。注文ボタンをクリック。
注文するのに必要な項目を入力していきます。左から順番に見ていきましょう。
まずはシンボルの欄。ここはシンボル(ティッカーともいう)という、銘柄を識別するためにつけられた証券コードを入力します。日本株の場合は銘柄コードが数字4ケタで表されますが、米国株はアルファベットです。
ここでは例としてアマゾンのシンボルである、AMZNを入力しています。シンボルがわからない場合は「アップル ティッカー」などのように検索をすれば一発で出ます。
次に数量の欄。米国株は1株から購入可能なので、自身の資金で購入できる数量を入力しましょう。
次に注文種類を入力しましょう。成行(その時の株価でそのまま買う)でよければ成行を選択。ここでは例として指値を選択しています。指値は株価がいくらまで下がったら買うという注文なので、安く買える可能性はあります。
とはいえ安くしすぎてもそこまで下がらないことも多いので、ほどほどの金額を指値価格に入力します。
注文方法が色々あるのはマネックス証券の大きな強みです。私は決済注文としてトレール%のストップを入れておくことが多いんですよね。下がれば損切りしてくれますし、上がったら売却設定値が自動的に切り上がってくれるので、放置しておけば機械的に損切り、または利益確定が完了します。
次に注文の有効期間を設定します。ここはアルファベットで書いてあってわかりにくいので、マネックス証券のホームページで確認してみましょう。
あとは「買い」ボタンをクリックして注文実行をクリックすれば、注文は完了です。あとは約定されるのを待ちましょう。
以上、「マネックス証券での米国株(アメリカ株)の買い方を画像つきで解説」でした。
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