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大学生・高校生などの未成年でも株式投資を始めるべき最大の理由

私は大学生や高校生などの未成年者も、株式投資を始めるべきだと考えています。

もっと言うなら高校生よりも中学生、中学生よりも小学生のうちから投資・資産運用を実際にやっておくべきだと思います。

なぜなら株式投資というのは「残された時間が多い人間が圧倒的に有利」なマネーゲームだからです。始める年齢が若ければ若いほど良いんですよね。

とはいえ小学生や中学生では投資に費やせるお金があまりない場合が多いと思うので、記事タイトルは大学生・高校生としています。

このくらいの年齢になるとアルバイトで年間数十万円~100万円くらい自分で稼いでいる人も多いしねσ(*・∀・)

学生でも親の協力さえあれば証券口座は持てるので、できるだけ若いうちにインデックスファンドへの積立投資を始めるのがオススメ。

この記事ではなぜ人生の残り時間の多い若者の方が投資する上で有利なのか、どのような投資方法がオススメなのか、過去のデータを基に説明していきます。

大学生・高校生から始めるオススメの投資方法はインデックス投資

「投資」という言葉を聞くとモニターを何台も設置して、チャートを見ながら株を売り買いしているイメージを持つ人もいるかもしれません。

でも私が大学生・高校生にオススメするのはインデックスファンドへの積立投資になります。これは長期間ほったらかしで投資していく方法なので、モニターとにらめっこする必要はまったくありません。

インデックスファンドとは日経平均株価・TOPIX・NYダウなどの「株価指標」と同じ動きをするように作られた、投資信託です。

厳密に言うと株式投資ではないのですが、株価が上がれば利益が増えて、株価が下がれば利益が減る点は株式投資とまったく同じ。商品1つで数多くの企業に分散して投資をすることができるのが大きなメリットです。

毎月1万円でも5万円でも、自分にとって無理のない範囲でインデックスファンドを買い続けるのが積立投資になります。

ではなぜインデックスファンドへの積立投資が高校生・大学生にオススメなのか、データを見ていきましょう(*´∇`*)

世界経済は右肩上がりだからそれに乗っかる!

S&P500長期チャート

世界経済の中心地、アメリカの株価指数(インデックス)のS&P500の長期チャートです。1980年から記事執筆時点の2018年7月までの期間の値動きですがどうでしょう?

途中で大きく下落している時期もありますが、基本的には右肩上がりの美しいチャートに見えるのではないでしょうか。

資本主義経済の下では株価は基本的には上がり続けますし、何よりアメリカや全世界では経済活動の動力源となる「人間の数」が増え続けています。

残念ながら日本は人口減少や高齢化により経済成長の鈍化は避けられませんが、全世界的に見ればこれからも右肩上がりの成長が続く可能性は高いと思いませんか?

その経済成長の波に乗ってしまうのが今回の作戦。

1980年に106ポイントだったS&P500指数は2018年には2,800ポイントを超えています。これは38年で26倍になっている計算。

S&P500指数に連動するインデックスファンドを1980年に100万円分買っていれば、2018年には2600万円分になっているということです。

投資は若者が有利という意味がよくわかると思います。人生の残り時間の多い高校生や大学生の方が、資産を大きく増やすことができる可能性が高いってこと。

50代や60代になると38年先に元気でいられる自信を持てる人は少ないでしょうからね。

一方で22歳の大学生なら38年後はちょうど還暦を迎えるので、老後の資産としてとても心強い味方になってくれそうですね(*^^*)

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットは次のように述べています。

「ゆっくりとお金持ちになるのはとても簡単です。でも一気にお金持ちになるのは簡単ではありません」

ゆっくりする余裕がある高校生や大学生のうちに投資を始めるのがオススメです。

安い時に買って高い時に売ったらもっと儲かる・・・?

上の例では1980年に購入し、2018年まで保有し続けているものとして計算しています。

投資初心者の方はチャートを見て、「株価が下落する前に売って、安いところでもう一度買えばもっと儲かるんじゃない?」と思うかもしれません。

上のチャートのわかりやすいところでいうと、2000年からのITバブル崩壊や2007年からのサブプライムローン問題(リーマンショック)の下落でしょうか。

安値で買って高値で売る

確かにこんな投資ができれば、インデックスファンドをずっと保有しておくよりも効率的に資産を増やすことができますね!

でも実際にやってみると、安値で買って高値で売るというのはそうそうできるものではありません。どこが天井でどこが底なのかは後になってチャートを眺めて、初めて見えてくるものですからね。

だからインデックス投資はバイ・アンド・ホールドといって、買ったらずっと持ち続ける運用方法を実践している投資家が多いのです。その方が余計に売り買いを増やすよりも最終的には良いリターンを生み出してくれる可能性が高いといえます。

投資信託や株は売却して利益を確定してしまうと、利益に対して20.315%の税金が発生します。これも頻繁な売買がリターンを低下させてしまう原因の一つです。できるだけ利益確定を遅らせて、課税を先送りすることでパフォーマンスが高まることを、税の繰り延べ効果といいます。

積立投資にはメリットがいっぱい

先程は計算をわかりやすくするために100万円を一括投資したことにしました。

ただ高校生や大学生だとまとまった金額をいきなり投資するのは資金的にも厳しいし、かなり勇気のいる行動だと思います。

そこで現実的かつオススメなのが積立投資。毎月一定金額を積み立てる投資で、大手のネット証券会社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)なら100円以上、1円単位で積み立てが可能です。

それでは積立投資のメリットを見ていきましょう。

少額から投資ができる!

一番のメリットはやっぱりコレ。自分に無理のない金額で投資を始めることができます。

アルバイトで稼いだお金は遊びや自己投資に使うとあまり残らないかもしれません。それでも1万円でも5千円でも、たった千円でも投資に回すことができるというのは、スタートアップのハードルが低い投資だと感じます。

ほったらかし投資ができる!

積立投資は金額や購入日(毎月10日とか)などを設定してしまえば自動的に買付けを行ってくれるので、購入のタイミングを考える必要がありません。

バイ・アンド・ホールドなら売却のことも考える必要がないので、最初に設定してしまえば完全にほったらかしで資産運用してくれます。

余計な時間を取られることなく、投資以外のことに集中できるのも大きなメリットですね。

株価が安い時には多く、高い時には少なく買える

積立投資のように一定のスケジュールで一定の金額分、買い付ける方法をドルコスト平均法といいます。これは株価(投資信託の場合は基準価額といいます)が安い時にはたくさん、高いときには少量購入することになるので、初心者にもオススメされる方法です。

例えば毎月5万円を積み立てた場合の購入数量(口数)をシミュレーションしてみましょう。

投資信託の取引単位は「口数(くちすう)」といいます。基準価額は「1万口あたりの価格」なので、購入口数は「購入額÷(基準価額÷1万口)」で算出します。
投資期間 積立金額 基準価額 購入口数
1ヶ月目 50,000円 10,000 50,000
2ヶ月目 50,000円 9,000 55,555
3ヶ月目 50,000円 8,000 62,500
4ヶ月目 50,000円 7,000 71,428
5ヶ月目 50,000円 8,000 62,500
6ヶ月目 50,000円 9,000 55,555
7ヶ月目 50,000円 10,000 50,000
8ヶ月目 50,000円 11,000 45,454
9ヶ月目 50,000円 12,000 41,666

わかりやすいように基準価額を1,000刻みで増減させてみました。実際はインデックスファンドでひと月に10%以上も増減することはあまりありませんよσ(*・∀・)

表を見ての通り、基準価額が下がれば購入口数は増えて、基準価額が上がれば購入口数が減ります。

購入した基準価額の平均値は9,100程度で、9ヶ月目の段階での含み損益はプラス14万円ほどになる計算。

一方で1ヶ月目に45万円分を一括投資したとしても含み損益はプラス9万円にしかなっていません。もちろん基準価額が7,000の時に一括投資をしていた場合が一番大きいリターンを得られますが、それが難しいのは前述の通り。

株価は一直線に上がり続けることはあまりないので、ドルコスト平均法はそれなりに買い平均値を安くしてくれる効果があるのです(*^^*)

実際に積立投資をした場合のシミュレーション

それでは実際に積立投資をした場合のシミュレーションをしてみます。S&P500指数は1980年に106ポイント、38年後の2018年には2,800ポイントになっているので、まずはこのデータを基に年率平均リターンを算出してみましょう。

38√2800/106 = 1.08997656940・・・

以上の計算より、S&P500指数は年率平均約9%のリターンが見込めるので、今回はそれで計算します。

積立金額 1万円 3万円 5万円 7万円
5年目 75万 226万 376万 527万
10年目 191万 573万 956万 1338万
15年目 369万 1108万 1848万 2587万
20年目 644万 1932万 3220万 4508万
25年目 1066万 3198万 5331万 7463万
30年目 1715万 5147万 8579万 1億2011万

年間9%のリターンでも長期間続けることによって大きな資産を築くことができますね。毎月5万円を30年間積み立てた場合の投資元本は1800万円ですので、8579万というのがどれだけ複利効果で膨れ上がっているのかがわかります。

高校生や大学生のうちからバイト代を投資にガンガン回していけば、30代~40代にはセミリタイアできるくらいの資産は貯まってるかも・・・?

ちなみにメガバンクの普通預金金利は0.001%なので、30年間毎月5万円を積み立てたとしても1800万2,535円にしかなりません。まあ今の時代、預金はお金を預けるための手段にしか考えていない人が多いでしょうけど。

積立にオススメの商品はアメリカ株価指数か先進国株式

積み立てる商品は今までずっと例に出していた、アメリカ株価指数S&P500に連動するインデックスファンドがオススメ。具体的な商品名でいうと、信託報酬等が低コストな「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」ですね。(イーマクシススリムと読みます)

もしくはアメリカ株全部に投資ができる「楽天・全米株式インデックス・ファンド」でも良いと思います。これら2つのファンドを比較した記事もあるので良かったら読んでみて下さい。

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ただアメリカ一国への集中投資ではなく、地域分散させたほうが良いという考え方もあります。そういった方は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がオススメです。アメリカだけではなく、日本を除く先進国の株式がセットになっています。

なお、名前にスリムが入っていない「eMAXIS 先進国株式インデックス」とは別の商品なので、間違えないようにお気をつけ下さい。

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私自身はアメリカの大手企業はほとんどグローバル展開しているので、米国株への集中投資でも十分に世界分散の効果はあると思っています。そういう意味では「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」だけでも積立投資には必要十分という考え。

ただ「eMAXIS 先進国株式インデックス」もとても良い商品なので、迷った結果、3商品すべて積み立てています。紹介したインデックスファンドはすべてノーロード(買付手数料無料)なので、投資金額を振り分けてしまえば、何商品買っても特にデメリットはありません。

商品選びに迷っている人は全部買っちゃうのもアリです(*^^*)

インデックスファンドへの積立投資の注意点

10年単位の長期目線で見れば、インデックス投資が大きなプラスリターンをもたらしてくれる可能性が高いことは、過去のデータが証明しています。

このことを信じてどんなときでも積立投資を継続することが一番大事。

今回見たS&P500のデータでは年率平均で9%程度のリターンがありましたが、2007年~2008年のリーマンショックのように、50%を超える大暴落を見せる年もあります。

当時はあまりの勢いで自分の保有金融資産価値が減っていくのを見て、積立投資を中止してしまうインデックス投資家も多かったみたい。

でも暴落の時にも積み立てを続けることによって、バーゲンセールのような安値で仕込むことができるので、反転上昇し始めた時に大きなリターンを得ることができます。

例えば自分が積み立てた300万円の価値が一時的に150万円分に目減りしたとしても、心を乱されずに、淡々と積立投資を続ける精神力が重要なわけです。

定額積立投資(ドルコスト平均法)のリターンを値動きごとにシミュレーションしておくと、実際に資産がマイナスになったときなどにも落ち着いて投資を続けることができます。

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なお安値で買えるからといって「暴落が起こってから投資を始めよう」という気持ちはNGです。その理由はこちらの記事で述べています。

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大学生・高校生などの未成年にオススメの証券口座

大学生・高校生などの未成年でも口座を作れる証券会社は、SBI証券・楽天証券・カブドットコム証券・松井証券・マネックス証券など意外とたくさんあります。

どの証券会社でも親権者の同意書や本人との関係がわかる書類(住民票など)が必要で、かつ親権者自身もその証券会社の口座を保有している必要があります。

親の同意さえあれば、未成年口座の開設自体はそれほど難しい条件はないので安心♪

私が高校生・大学生にオススメする証券会社は、SBI証券と楽天証券です。この2社はインデックスファンドへの積立投資において、保有残高に応じて付与されるポイントサービスが他社よりも優れているのがオススメする一番の理由。

未成年者に関わらず、圧倒的にメリットが多くて使いやすい証券会社なので必ずどちらか、または両方開設しておきましょう。

もちろん口座の開設や維持にお金はかかりませんよ。

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証券会社を選ぶときには絶対に外してはいけない会社。

手数料体系、外国株への投資、IPO、優待情報など、
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ちなみに楽天証券は楽天銀行と連携することによって、普通預金金利を0.1%に高めることができます。

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楽天証券で口座を開設する場合は楽天銀行の口座も併せて開設しておくのがオススメです。

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未成年者はジュニアNISA(ジュニアニーサ)口座を作成すれば、年間80万円の非課税枠が利用できます。利益が出た分に対して税金がかからないのでとってもお得な制度です。

20歳以上の方の場合はNISAかつみたてNISAという同じような非課税口座をつくる事ができます。

リターンを大きくするために必ず利用するようにしましょう!

以上、「大学生・高校生などの未成年でも株式投資を始めるべき最大の理由」でした。

投資や資産運用の知識がなく本で勉強したい方は、こちらの記事に初心者にもオススメの本を紹介しているので参考にしてみて下さい。

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