【米国高配当ETF】極小リスクで利回り5%超え!ビビリ投資家はPFF買っとけ!

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アメリカの高配当ETFといえば、VYM・SPYD・HDVの3つが有名ですよね。配当好きの方はこの3つを中心にポートフォリオを組んでいる人も多いと思います。

一方で同じ高配当ETFでも意外と紹介している人が少ないのがPFFです。値動きが少ないので他の高配当ETFより低リスクでありながら、分配金利回りは5%を超えています。

今回は少し過小評価されていると感じるPFFの紹介をしていきます。

PFFの基本情報

PFFの基本情報を紹介していきます。

名前は「iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF」といって、ベンチマークになる指数は、「ICE 上場優先株式 & ハイブリッド証券 トランジション インデックス」です。

優先株式とかハイブリッド証券とか聞いたことがない言葉が並んでいますけど、とりあえず普通の株式と債券の間みたいな商品だと思っておけば大丈夫です。
利回りは債券より良いし、値動きは株式より小さいよって感じです。

信託報酬は0.46%と少し高めで、2019年12月31日時点で過去1年間の分配金利回りは5.32%です。

組入銘柄数は491で、セクター別の比率はこんな感じです。

銀行、各種金融、保険業と金融関連銘柄で56%くらいあるのが大きな特徴です。

ではここからはPFFのオススメポイントを3つ紹介していきます。

PFFのオススメポイント

何よりもまずは値動きが小さいので下落リスクが限定的というところですね。それはこの過去10年のチャートを見ると納得だと思います。

ほぼ35ドルから40ドルの間で収まっていることがわかりますね。

こちらはS&P500に連動するVOOと比較した時のチャートです。市場が大きく動いているときもかなりボラティリティが低く、あまり値動きが相関していないことがわかります。

で、値動きがないだけだったら投資している意味がないですよね。現金持っとけって話になるんですけど、PFFは配当利回りが5.32%と、ETFとしてはかなり高い水準にあることが2つめのメリットになります。

利回りが5%を超えているのに、ここまでボラティリティが少ない商品というのは他にあまりないと思うんですよね。そう考えると過去に下落相場で耐えきれずに株を売却して、失敗した経験がある人とかには、かなり魅力的な商品なんじゃないでしょうか。

直近10年のデータで見ると35ドルから40ドルの間で推移していているので、高値で買ってもせいぜい10%程度の下落で終わる可能性が高いことを考えると、数年間持っているだけで下落分は取り戻せる計算になります。

例えば2020年はアメリカ大統領選があるので、株価の乱高下があることが予想されますけど、こういう時にPFFを一時的に買っておくというのも一つの使い方だと思います。

で、PFFのメリット、最後の1つは分配金が毎月出るということです。VYMとかSPYDは3ヶ月に一回の配当ですよね。配当生活を目指している人とか、分配金を月々の収入の足しにしたいと考えている人は、3ヶ月に一回とかよりも毎月の分配金がお給料に近い感覚で嬉しいんじゃないかなと思います。

PFFのデメリット

ではここからはPFFのデメリットをお話していきます。デメリットを知ると、このETFがイマイチ人気が出ない理由がわかると思います。

まず一つ目はトータルリターンが他の有名ETFと比較すると低いことです。

こちらはPFFとVYMとS&P500に連動するETFのIVVの過去十年間のトータルリターンの比較チャートです。トータルリターンなので、分配金込みのリターンになります。

結果は一目瞭然ですね。VYMはまだS&P500と良い勝負をしていますけど、PFFは惨敗です。10年間でプラス88%のリターンなのに対して、S&P500はプラス281%です。

値動きが少ないので、低リスクなのは間違いないですけど、これだけのリターンの差を見せつけられると、さすがにちょっと素直にS&P500に投資しておきたくなっちゃいますよね。

で、さらに追い打ちをかけるようなデメリットの2つ目が、PFFは金融危機に対する下落耐性はないということです。値動きが少ないのがPFFのメリットだと言ったんですけど、セクターに金融関係が多いので、リーマンショックの時はボラティリティが凄く大きかったんですよね。

こちらはリーマンショックが起きた2008年9月15日からS&P500が底値をつけた2009年3月までの値動きを、S&P500に連動するIVVと比較したデータです。

S&P500よりもPFFの方が明らかに大きく動いていているのがわかりますし、何よりも底値はS&P500よりもかなり下にあります。

高配当銘柄を好む人がPFFをあまり買わない理由はここにもあると思います。リターンが少なくなるのは値動きが少ないぶんある程度は許容できると思うんですけど、金融危機が起きた時にそれ以上に下落してしまうのはどう考えても購入意欲をなくさせますよね。

だって今の投資家はほとんどがリーマンショックの大暴落を教訓にしてて、そうなった時のことを考えて投資銘柄を考えたり、心構えをしてますもんね。

ということで、ここまでが一般的によく言われているPFFのメリットとデメリットを含めた評価だと思います。「悪いETFじゃないけど、これ買うならVYMとSPYD買っとけばいいよね」って感じの感想ですね。ただ、この記事はこれだけでは終わりません。私がビビり投資家にPFFをオススメする理由はここからのデータを見て下さい。

PFFの弱気相場での過去のリターン

ここからは過去のデータでPFFの強さが光る期間を切り取って紹介していきます。過去に下落相場で狼狽売りをしてしまったことがある人に見てほしいのが、弱気相場の時のPFFのトータルリターンの高さです。

一番最近の新型コロナウィルスが原因で下落した一週間のデータを見てみましょう。比較対象のIVVとVYMとは明らかに異質の強さがあるのがデータからわかりますね。リターンも他の2つがマイナス3%の中、プラスで推移しています。

とはいえこれはさすがに期間が短すぎて、あまり参考にならないかもしれないので、次は2019年5月の米中貿易摩擦による下落があった一ヶ月を見てみましょう。

やっぱり微動だにしないPFF、動かざること山の如しって感じですね。金融危機以外の下落相場にはかなり強いのがわかりますね。

じゃあ次はもっと大きい下落相場で比較してみましょう。2018年10月から2018年の年末までの下落は直近10年で一番大きかったですし、私自身、保有していたETFがかなり下に設定していたロスカットに引っかかってしまって大損した苦い記憶があるんですけど、その期間のPFFのデータがコチラです。

さすがにマイナスにはなってますけど、トータルリターンとしてはVOOやVYMよりかなり高い水準にあります。

では最後に数十年に一回、来るか来ないかの大暴落であるリーマンショックの時のトータルリターンを見てみましょう。

値動きだけで見るとS&P500より激しく動いていましたけど、分配金を含めたトータルリターンで見ると意外なことが見えてきます。これはリーマンショックが発生した2008年9月15日から一年後までのトータルリターンを比較しているんですけど、PFFの圧勝です。S&P500がまだマイナス10%なのに対して、PFFはプラス30%のリターンを叩き出しています。1年でもそれなりに長い期間ですけど2年後で見ると差はもっと広がります。

S&P500がまだマイナスなのにPFFはプラス56%です。このデータからわかるのはPFFは金融危機が発生した時は市場平均と同等かそれ以上に大きく下落するけど、そこから上昇に転じるまでのスピードは圧倒的に早くて、S&P500を持ち続けるよりも遥かに大きなリターンをもたらしてくれるということです。

もちろん長い期間で見た時のトータルリターンがS&P500に劣後する可能性が高いことは、過去のデータから明らかです。

でも暴落が怖くて投資ができなかったり、金額を増やすことができずにいる投資家は、下落相場で強さを見せてくれて、利回りが5%もあるPFFを選択肢に入れても面白いかもしれません。

例えばポートフォリオの10%から20%くらいをPFFにするだけでも、債券のように下落相場のクッションに多少はなってくれるんじゃないかなと思います。

最後にPFFについてまとめると、高配当だけど値上がりが期待できないからトータルリターンは市場平均に負ける可能性が高いです。ただボラティリティが少なくて毎月の分配金があるから精神的には保有しやすくて、下落相場にもけっこう耐性があります。金融危機には弱いように見えるけど、その後の回復力がかなり強いので実際は金融危機の時こそ力を発揮するんじゃないかなって感じです。

もちろん過去のデータに基づいた予想も多く含まれているので、投資は自己判断で行ってくださいね。特にPFFは2019年の2月にベンチマークを変更しているので、値動きの特徴も違ってくる可能性があります。

以上、PFFの紹介でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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