こんにちは、かおるです。
投資信託、どれを買えば良いのかわからないって悩んでいる方はいますか?
投資をしたことがない方にとっては5000本以上ある投資信託の中から、何を基準に探せばいいのかすごく難しいですよね。
そこで今回は投資信託のほったらかし運用で100万円以上の含み益が出ている私がオススメする、投資信託の選び方をお話していきます。
今回紹介する方法について
今回は2つの方法を紹介していきます。
ランキングを参考にする方法と、自分で条件を入力して絞り込む方法です。
本来は自分が大事なお金を投資する商品を決めるんだから、後者のやり方で選んだ方が良いんですけど、ランキングを参考にするのも実はすごく楽チンで理にかなった方法なんです。
なのでまずは先にランキングから投資信託を選ぶ方法をお話していきます。
なお、投資信託という商品は基本的に幅広い銘柄に分散して、長期的に、積み立てて投資するのが向いている商品設計になっています。
それは初心者の方にも向いている投資方法になるので、今回紹介するのは長期的に積み立てて資産を増やしていけるような、投資信託の探し方になります。
ランキングから投資信託を探す方法
ではまずはランキングを参考にする方法です。
楽天やアマゾンで買い物をするときにランキングを見る人は多いと思います。投資信託でもそれが有効ではあるんですけど、証券会社のランキングを見るときに注意点があります。
それは販売金額・買付金額のランキングで見ないことです。
この記事作成時点での楽天証券の買付金額のランキング画像がコチラです。
この10位以内の投資信託はほとんど初心者にもオススメできるんですけど、4位の楽天日本株4.3倍ブルというのはリスクが高すぎるので、初心者にはまったくオススメできません。
というかそれなりに投資歴がある人もあまり手を出さないような投資信託です。ただハイリスクであるぶん、ハイリターンなので、一部の一攫千金狙い的な投資家からは人気があって、購入金額のランキングによく登場します。
これは楽天証券に限った話ではないので、SBI証券のランキング画像も見てみましょう。
2位の「SBI 日本株3.7ベアIII」と5位の「SBI日本株4.3ブル」はやっぱりハイリスク・ハイリターンの投資なので、オススメできません。
じゃあ売れてる金額のランキングが参考にならないなら、なんのランキングが参考になるかというと、積立設定金額のランキングになります。
積立設定金額というのは投資家が「毎月この投資信託をいくらぶん購入する」というのを設定している金額ですね。
積立購入するということは基本的に長期的な目線で保有していこうとしているので、短期売買で勝負するようなハイリスクハイリターンの投資信託はランキングに入ってきません。
楽天証券もSBI証券も、積立設定金額のランキングはどれもオススメできる投資信託ばかりなので、自分が投資したいと思えるような商品を探しましょう。
もちろん適当に選んじゃダメですよ、ちゃんとそれぞれの内容を見て決めてくださいね。5000本ある中の10本まで絞られているので、だいぶ楽になったと思います。
ランキングをそんなに当てにして大丈夫なのかっていう疑問もあるかもしれませんけど、投資信託の積立はほとんどの人が毎月何万円とか何十万円という単位で購入するものなので、コストは高すぎないかとか、運用成績は問題ないかとか、純資産残高は増えているかとか、必ずチェックした上で、自分の身銭を預けています。
みんな自分の資産を増やすために選んでいる投資信託なので、ひどいボッタクリのような投資信託が入ってくることは考えにくいと言えます。
ちなみに私が現在積み立て設定している投資信託もすべて積立設定金額ランキングの10位以内に入っています。
あと投資というのは多くの人が買えば買うほど、価格が上がって資産を増やしていける可能性が高まるので、人気のある商品に乗っていくのは順張りといわれる1番自然な投資方法になります。
投資信託の選び方で多い失敗は、銀行で勧められる商品をそのまま買ってしまう場合です。
銀行員の人は自分の資産でその投資信託を買っているわけではないですし、そもそも銀行が儲かるような手数料の高い投資信託を紹介するのが仕事になっています。
お金の専門家が親身になって話を聞いてくれてオススメしてきたからといって、その商品が証券会社の積立金額ランキングよりも当てになることはありえませんので注意してください。
自分で条件を絞って投資信託を探す方法
次に自分で条件を指定して絞り込む方法を紹介していきます。
絞り込みに使うのは証券会社のホームページではなく、モーニングスターという投資の総合サイトです。
証券会社のホームページでも同じようなことができるんですけど、証券会社ごとで扱っている投資信託が違ったりもするんですよね。
例えばSBI証券の積立設定金額ランキングの1位にいた「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」はSBI証券でしか購入できないので、楽天証券の検索には引っかかってきてくれません。
なので証券会社の垣根を超えた総合サイトで検索するのがオススメです。まずはモーニングスターの条件を指定して検索の画面へ行きましょう。
投資対象のカテゴリーを決める
そうしたらまずは投資対象のカテゴリーを決めます。メジャーなカテゴリーは国内株式、国際株式、国内債券、国際債券の4つです。
株式というのはなんとなく投資のイメージがわかっている人も多いと思いますけど、債券ってなんだっていうと、国とかの大きな団体が投資家からお金を借りるときに発行する借用書みたいなものです。
お金を貸したら利子が貰えるのでその分、資産が増やせるよっていう投資商品ですね。
で、国とかの大きな団体が相手になっているので、基本的にリスクはあまり高くないといえます。国が破綻することとかってあんまりないですよね。
ただリスクが少ない代わりにリターンも少なくなりますので、もう少しリスクの高い株式と組み合わせて投資をすることが多いです。
だいたいのリスクとリターンのイメージはこんな感じになっています。
外国株式と外国債券のリスクが高いのは新興国も含めて考えているからなので、先進国に絞って投資すればもう少しリスクは低くなります。
自分の中でどれくらいリスクをとれるのかを考えた上で、株式と債券の比率を考えましょう。
って言っても初心者の方はどれくらいの比率にで持つのが良いのかさっぱり想像がつかないと思うので、一般的によく言われる考え方と私の考えを紹介しておきます。
一般的には債券を年齢%くらいの比率にするのが妥当だと言われています。例えば30歳の人なら債券を30%にして株式を70%くらいにするという方法です。
このやり方は年齢が上がるにつれて、債券の比率が上がっていくので、若いうちは少し高いリスクを取りながら資産を大きくしていき、年をとったらリスクを抑えた守りの資産形成が自然にできます。
もちろんこれは一つの目安で、例えば子供とか孫に資産を相続するつもりで増やしていくなら、もっと株式比率の高い組み合わせにしても良いわけですけどね。
で、私個人の考えはと言うと、40代くらいまでは株式100%でも良いんじゃないかなと思っています。
というのも過去のデータから見る期待リターンは株式のほうが高いので、長期的に保有し続けるのであれば、株式の比率が高いほど投資成績はよくなる可能性が高いからです。
ただ、リスク許容度は人によって違うので、ここが問題になってきます。
例えば自分が投資した300万円が270万円の価値に下がった時に、うろたえてしまって仕事が手につかなくなったり、これ以上損失が膨らむのを見てられずに、長期保有する予定だった投資信託を我慢できずに売ってしまったらなんの意味もありません。
株式100%の場合、このくらいの下げが起こる可能性は十分にあるので、想像するだけで厳しいと思った人は債券を混ぜたほうが無難だと思います。
あとカテゴリーにはREITという不動産への投資もあって、株式や債券とはまた違った値動きをするので、組み合わせる人もいますけど、とりあえず初めての人は株式と債券で始めてみるのがいいんじゃないかなと思います。
インデックスファンドとアクティブファンド
次はインデックスファンドとアクティブファンドのどちらにするのかを選びます。
インデックスファンドというのは指数に連動するように作られた投資信託のことです。指数っていうのは有名なものだと日経平均株価とかですね。
この値動きとまったく同じ動きをするように、日経平均に採用されている銘柄を運用するような投資信託です。
これに対してアクティブファンドというのは指数を上回るように銘柄を選別して運用する投資信託です。
どちらを選ぶかというのは難しい問題ですが、堅実にいくならインデックスファンドで良いと思います。
というのもアクティブファンドは投資のプロが目利きをした銘柄で運用しているんですけど、長期的にインデックスを上回り続けるっていうのはすごく難しいんですね。
過去のデータからもほとんどのアクティブファンドの長期リターンがインデックスに負けていることは明らかです。
ただもちろん一部のアクティブファンドはインデックスよりも高いリターンを生み出しています。有名なところでいうとひふみ投信ですね。こちらはひふみ投信と日本株全体のインデックスであるTOPIXのリターンを比較した表になります。
10年という長期に渡って年率リターンで大きくTOPIXを上回っているのがわかりますね。
こんな感じでインデックスファンドへ投資するよりも、アクティブファンドへ投資していた方が大きなリターンを得られる場合もあります。
とはいえアクティブファンドを選ぶ場合は過去の成績や運用方針などをよく見て、自分のお金を投資するのに値する商品かを見極めて行う必要があるので、それが難しい場合はインデックスファンドから投資を始めたほうが無難だと個人的には思います。
なので今回はインデックスファンドを選択しているものとして話を進めていきます。
純資産総額をチェックする
ここまで決めたらあとは純資産総額で絞り込むだけです。純資産総額っていうのはその投資信託が買われている金額のことで、規模の大きさをそのまま表しています。
あんまり売れていない商品が廃盤になってしまうのと同じで、投資信託も投資する人が少なければ運用を中止する可能性があるので、50億円以上くらいは純資産総額がある投資信託を目安に絞り込みましょう。
入力する欄をまとめると、まずは自分が投資したいカテゴリーを選択して、インデックスファンドを選択して、最後に純資産総額に5000と入力します。単位が100万になっているので数字の入力に注意しましょう。
で、検索をすると、ある程度絞られているので、その中から自分が投資したい商品を、手数料や連動する指数を比較しながら探していきます。
カテゴリーを国際株式にして絞り込んだ例だと、44件の投資信託があります。5000本から44本まで絞られているのであとは自分で内容を見ていきましょう。
例えば一番上の「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」はアメリカのSP500という株価指数に連動する投資信託で、上から3つめの「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」はMSCIコクサイ ・インデックスという日本を除く世界主要国の株価指数に連動する投資信託です。
自分が何にいくら投資したいのか考えながらそれぞれの内容をチェックしましょう。44本も見てられないよと思うかもしれませんけど、インデックスファンドは同じ指数に連動する商品も結構あるので、種類数的にはそれほど多くなかったりもします。
例えば上の2つの投資信託はどちらもアメリカのSP500に連動する商品なので、基本的にはまったく同じ値動きをします。
ただ信託報酬っていう手数料が0.01%安い分、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の方が、わずかですがリターンは高くなるかもしれません。
まあ0.01%くらいだと運用上の誤差で埋まる可能性もありますけど、基本的には同じ指数に連動する商品なら信託報酬が安いほうがリターンは高まります。
それはもちろん運用会社もわかっていて、人気のある指数に連動する商品は手数料の値下げ合戦になっていたりもします。
3番目、4番め、5番目の投資信託は、すべて同じ指数に連動するインデックスファンドで、各社値下げを続けて現在は横一線で並んでいる状態です。
正直このくらいのクラスになると、どれも本当に素晴らしい投資信託なので、どれを選んでもそれほど大差はないと思います。
積立設定金額ランキングだけで決めるよりも、少し自分で内容を確認しないと銘柄を絞りにくいかもしれませんけど、ぜひ自分に合った投資信託を見つけてみて下さい。
以上、初心者向けの投資信託の選び方でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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