iFreeレバレッジS&P500の評価!2倍の値動きの米国株ブル型ファンド

アイフリーレバレッジSP500 投資信託
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米国株投資家にとって馴染み深い株価指数のS&P500。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)で積立投資をしている人も多いのではないでしょうか?

私もその一人ですσ(*・∀・)

しかし、2018年8月に登場した大和証券投資信託委託㈱の「iFreeレバレッジS&P500」はなんとS&P500指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度を目指す投資信託です。

これは・・・もしかしてeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資するよりも2倍のリターンを得ることができるのでは・・・?

インデックス投資家は過去の値動きを見て、「長期的に株価は上昇していく」という予測で資産運用を行っているものと思います。

そして多くの人がリスクをリーマンショック時と同等の、50%程度の下落を目処に考えています。

レバレッジ2倍くらいなら何とかいけそうじゃん!

そんな声が聞こえてきそうですが、でもちょっと待って下さい!私の中では「iFreeレバレッジS&P500」は投資対象にはなりません。

この記事では「アイフリーレバレッジS&P500」に関して、私があまりオススメしない理由を解説していきたいと思います。

iFreeレバレッジS&P500の詳細

S&P500に連動する投資信託は同じくiFreeシリーズの「iFree S&P500インデックス」など、何本かありますが、レバレッジ型というのは初めての商品。

そしてレバレッジ型の投資信託はたくさんありますが、そのすべてが日本株に連動する商品しかない状況でアメリカ株にレバレッジ投資できる商品を出してきました。大和証券投資信託委託㈱は目の付け所がおもしろいですね。

ではiFreeレバレッジS&P500の基本情報を見ていきましょう。

ファンド名 iFreeレバレッジS&P500
運用会社 大和証券投資信託委託㈱
設定年月日 2018年8月31日
ベンチマーク S&P500(レバレッジ2倍)
為替ヘッジ あり
信託報酬 年率0.972%(税抜0.9%)
ファンドの仕組み ファミリーファンド方式
購入時手数料 最大2.16%(証券会社によって異なる)
信託財産留保額 なし

まず気になるのは信託報酬(コスト)ですが、0.972%とレバレッジ型投信なだけあってかなり割高。

ちょっと長期保有するのは躊躇してしまいそうな水準ですね。

とはいえレバレッジ型(ダブルブル型)のファンドやETFは、通常よりもコストが高くなることが当たり前なので、まあ仕方ないかなという感じ。

アメリカの主要株価指数のレバレッジ型投資信託は、他に競合する商品がないので強気の設定をしている部分も多少はあるのかな。

iFreeシリーズは良い商品を出すのですが、後から他社に同じ指数に連動する商品を低コストで販売されて、影が薄くなるイメージがありますよねσ(*・∀・)

もう一点気になるのは、為替ヘッジが「あり」になっていること。

為替ヘッジは為替の値動きによるブレをなくし、指数の値動きだけがリスクとリターンに反映するようにするものです。債券のような元々の値動きがマイルドなものにつけることが多いのですが、S&P500のレバレッジ型の投信に必要かは正直疑問。

というのも為替ヘッジをありにするとヘッジコストが余計にかかってしまい、実質コストが悪化する可能性が高まるからです。

「iFree S&P500インデックス」を買う人は基本的に大きなリターンを求めているはずなので、為替ヘッジは「なし」で良い気がしますね。

iFreeレバレッジS&P500は損失・利益が2倍にならない?

勘違いしやすいポイントですが、iFreeレバレッジS&P500はトータルでの損益がS&P500指数の2倍になるとは限りません。

これはiFreeレバレッジS&P500に限った話ではなく、他のレバレッジ型投資信託でも同様です。例えば非常に人気の高い「楽天日本株4.3倍ブル」でも日本株の値動きのちょうど4.3倍になるわけではないということです。

どうして倍率通りの結果が出ないか、わかりやすく例を挙げてみます。S&P500指数が購入した翌日に10%上昇し、次の日に10%下落したとすると、基準価額の値動きは以下のようになります。

投資開始日(基準日) 翌日(前日比) 翌々日(前日比) トータルリターン(基準日と翌々日の比較)
S&P500指数 100 110(+10%) 99(-10%) -1%
iFreeレバレッジS&P500 100 120(+20%) 96(-20%) -4%

投資開始日から2日後、S&P500指数は100ポイントから99ポイントになっているので、1%下落していますね。

それに対してiFreeレバレッジS&P500は100ポイントから96ポイントになり、4%の下落となっているので、S&P500指数よりも4倍も大きな損失を出しています。

1日単位で見た時の値動きは2倍になっていても、長期的には2倍になるわけではないということです。

もちろんこの例は実際にはありえないような、極端な値動きで計算しているので、2日間でトータルリターンが4倍にズレるようなことは現実的な話ではありません。

しかし、保有期間が長くなるに従って乖離が大きくなっていく可能性は十分にありことを理解しておきましょう。

この特性上、もみ合い相場で株価が上下に動くたびに、基準価額が押し下げられてしまうのがレバレッジ型投資信託の弱点。

一方通行気味の上昇相場なら2倍以上のリターンを得られることもありますが、基本的に株価は上下に動きますので、長期保有すると2倍以下のリターンになってくることが多くなります。

そのためiFreeレバレッジS&P500は短期トレードで、利益確定や損切りのルールをしっかり決めて勝負する必要があります。

iFreeレバレッジS&P500を買うよりもCFD投資の方がオススメ

以上のようなメリットやデメリットを踏まえた上で、代替する良い商品がないなら「iFreeレバレッジS&P500」もスポット投資の選択肢として考えても良いと思うのですが・・・。

個人的にはS&P500をレバレッジをかけてスポット投資する場合は、GMOクリック証券のCFD取引の方がメリットが多くてオススメです。CFD取引というのは実際よりも少額の資金で売買できる差金決済取引のこと。

ではiFreeレバレッジS&P500と比較して、どんな優位性があるのか簡単に見ていきましょう。

レバレッジが最大10倍までかけられる

iFreeレバレッジS&P500は2倍のレバレッジになってしまいますが、GMOクリック証券のCFD取引なら最大10倍までのレバレッジがかけられます。FXのように入金額に応じて購入数量を調整することで、自分でレバレッジを設定することができるってこと。

もちろん3倍、4倍、5倍とレバレッジを上げればリターン期待も高まりますが、メリットはそれだけではありません。「レバレッジ2倍だと自分のリスク許容度を超えている」と感じる人は、レバレッジ1~2倍の間に調整したりと、個人の状況に合わせたレバレッジで資産運用ができるのが魅力です。

レバレッジの倍率通りのリターンが得られる

先に説明した通り、iFreeレバレッジS&P500はちょうど2倍のリターンが得られるとは限りません。しかしCFDなら単純に購入数量を倍にすればリターンも倍になるので、わかりやすい仕組みです。

レンジ相場でもみ合いが続くことによって、投資資金がジリジリと減っていくような心配もないので、iFreeレバレッジS&P500よりは長期的に保有しやすい投資方法です。

信託報酬がかからない

iFreeレバレッジS&P500は年率0.972%の信託報酬がかかります。しかしCFD取引は信託報酬がかからないので、この点では説明不要で優位性がありますよね。

取引手数料が無料(スプレッドのみなので安い)

iFreeレバレッジS&P500は購入時に手数料が最大2.16%(証券会社によって異なる)かかります。それに対してCFD取引は基本的に取引手数料はかかりません。

ただしCFDはFXと同じで売値と買値の間に差があり、これが手数料のような役割となっています。これをスプレッドといいます。

S&P500CFDスプレッド

この画像はGMOクリック証券のS&P500CFDの取引画面のもの。BID(売)が売るときの価格、ASK(買)が買うときの価格で、その差が真ん中にある0.3という数値で、これがスプレッド。当然買うときの価格の方が売るときよりも高くなっています。

購入数量が1枚なら0.3ドルのマイナスからスタートすることになるので、これを手数料として考慮するのがCFDの正しい利用方法だと私は思います。

とはいえ2700ドル(記事執筆時点の為替レートだと約30万円)の投資で0.3ドル(記事執筆時点の為替レートだと約33円)なので、300万円分投資したとしても、330円の手数料しかかかっていない計算。

iFreeレバレッジS&P500は手数料が証券会社によって異なるので、比較は割愛しますが、十分に安い水準といえるかと思います。

その他にもCFD取引には様々なメリットや特徴がありますので、興味のある方は以下の記事も参考にしてみて下さい。GMOクリック証券の実際の取引画像なども用いて詳しく解説しています。

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以上のような理由から私は「iFreeレバレッジS&P500」には投資しません。おもしろい商品だとは思うんですけどねσ(*・∀・)

以上、「iFreeレバレッジS&P500の評価!2倍の値動きの米国株ブル型ファンド」でした。

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