投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018に投票しました。
このブログを始めたのは2018年2月なので、もちろんこれが初めての投票になります。
今年はどのファンドが個人投資家ブロガーから一番支持されるのでしょうか?
結果は2019年1月13日(日)に発表されるということで、楽しみに待ちたいと思います。
今回の記事では「Fund of the Year(ファンドオブザイヤー)とは何か」という基本情報から、「私の投票したファンド」、さらに「Fund of the Year2018のランキング結果予想」までしていきます!
Fund of the Year(ファンドオブザイヤー)って何?
Fund of the Yearは投資信託ブロガーが、本当に良いと思えるファンドに投票し、結果をランキング形式で発表するイベントです。
2007年から開催されていますが、金融庁長官からのメッセージが届くなど、年々注目度は上がってきています。
近年の国内投資信託の信託報酬値下げ合戦も、Fund of the Yearの影響力が少なからずあるような気がします。
一般的にこういったネット上での投票はなりすましなどの可能性があり、真偽が怪しくなりがちですが、FOYの場合は大丈夫そう。
必ずブログで「Fund of the Year に投票しました」という記事を投稿しなくてはいけないルールなので、二重投票やいたずら投票はできない仕組みになっているんですね。
投信ブロガーの中には本当に細かい信託報酬やポイントの差まで計算している人も多く、常に新しい情報を手に入れているので、ランキング結果はかなり参考になります。
投資初心者で、数ある投資信託の中から何を選んでいいのかわからないという人は、このランキングを見てファンドを選択するのもアリなんじゃないかな(*^^*)
Fund of the Year 2018で私が投票したファンド
Fund of the Yearでは一人5ポイントの持ち点があり、これを好きなように分配してお気に入りの投資信託に投票することができます。
一つのファンドに5ポイント入れても良いし、5つのファンドに1ポイントずつ入れるのもアリ。今回の私の投票はこんな感じ。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 3ポイント投票
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 1ポイント投票
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド 1ポイント投票
一応それぞれの投票理由を簡単に説明していきます。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
投資家がアセットアロケーションを組むときに最もコアを占めるのが、先進国株式クラスだと思います。まあもちろん年齢や保有金融資産残高によっては株式より債権が多い場合もあると思いますが、ある程度積極的に資産運用をしている人ならやっぱり株式がメイン。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは先進国株式クラスで幅広くバランスよく分散してくれているので、極端に言えばこれ一本でも資産運用の最適解になり得るファンドだと考えています。
実際に私がもっとも多く積立金額の設定をしているファンドがこのファンド。
2018年1月に値下げをしたことにより、同じMSCIコクサイ指数をベンチマークとする投資信託と比較し、最も低コストになりました。その後ニッセイ外国株式インデックスファンドがスリム先進国株を上回る値下げをしましたが、スリム先進国株はすぐに対抗して同額値下げをしました。
このようにSlimシリーズは同じようなファンドの中ではナンバーワン低コストを目指し続けるというコンセプトがあることから、現状では最も賢明な選択肢だといえます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
こちらもSlimシリーズですが、アメリカ株式市場だけに投資するファンドです。最近は投資環境が整ってきたことにより米国株ブームが来ており、ブログ界でも米国株に関する話題が増えてきている印象。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はS&P500という有名な指数に連動し、500社と分散性も高いことからアメリカ株一本で投資をする場合は最適解ともいえるファンドです。
S&P500指数は投資の神様ウォーレン・バフェットが妻への手紙で、自分の死後の資産運用商品として指定しているくらい、個人投資家にとっては成長が期待できる指数。
私はSlim 先進国株式に毎月積立投資をしていますが、つみたてNISAではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資をしています。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
S&P500に採用されている企業だけではなく、アメリカ株式市場全体に投資できるのがこの楽天・全米株式インデックス・ファンドです。世界最大級の投信会社バンガード社のETFであるVTIを気軽に購入できる、楽天投信投資顧問株式会社の投資信託ということで、楽天VTIとも呼ばれています。
S&P500とVTIは似たような値動きをしますが、一応直近15年ほどのリターンですとVTIの方がリターンが少し大きくなっています。
切り取る期間によって多少の違いはあるので、どちらが良いかは判断が難しいですが、小型株も含めたアメリカの全ての企業の成長を享受したいという考え方の場合は、楽天VTIの方がオススメです。
私の場合はSlim米国株式も楽天VTIもどちらも積み立てちゃってます。だってどっちが良いかわかんないんだもん(*ノω・*)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天VTIの詳しい比較は以下の記事で行っております。

Fund of the Year 2018のランキング結果予想
最後にFund of the Year 2018のランキング結果を私が勝手に予想してしまいます!
- 1位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 2位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
- 3位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 4位 野村つみたて外国株投信
- 5位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 6位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- 7位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 8位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
- 9位 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- 10位 ひふみ投信
ニッセイ外国株式が再び首位に返り咲くのではないかなと思います。もしSlim先進国株式に対抗値下げをしなかったり、Slim先進国株式がニッセイ外国株式を上回る対抗値下げをしていたら順位は逆だったと思います。
やっぱり継続的に積立投資をしている人は低コスト先進国株式インデックスファンドのパイオニアである、ニッセイ外国株式を選ぶ人が多いだろうしね。
ただ個人的にはニッセイ外国株式は指数との乖離問題がたまにあったりするので、同じ信託報酬でもSlim先進国株式を選択してしまいます。
2位予想の楽天VTは昨年の1位だったし、めちゃめちゃ人気があるので、今年も上位に入ってくると予想。個人的には全世界株式はリターンでも安定度でも先進国株式を下回るイメージがあるので、あんまり投資対象には含めないんだけどね。
とはいえ「全世界の株式にまるごと投資できる」というフレーズは魅力的ですし、アメリカの本家VTも根強く8位くらいにランクインする予想。
4位の野村つみたて外国株投信も日本を含めないというだけで、VTと同じような値動きをするファンド。ただ楽天VTは意外と隠れコストがあることが運用報告から露呈してしまったので、野村つみたて外国株投信もしっかりと票を獲得してくると思います。
バランス型のファンドは毎年何本かランクインしているようなイメージですが、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に収束するかなって感じ。セゾン投信はちょっと今さら感があるし、楽天インデックスバランスファンドは商品内容は素晴らしいけど、人気は集まってなさそうだし。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは新興国株式クラスへの最適解として、必ず入ってくるでしょう。
米国株式のみへの投資は2017年は楽天VTIとiFree S&P500インデックスの2本がランクインしていました。今年はiFreeがSlimと入れ替わり、やっぱり2本が入ってくる予想。
前回3位だった楽天VTIが順位を下げているのは楽天VTと同様、実質コストが少し割高で、Slim 米国株式に票を奪われるんじゃないかなと考えました。
10位のひふみ投信は今年の成績は振るわない時期があることもあり、少し順位は下げるんじゃないかな。とはいえそのブランド力と過去の実績でベスト10には入ってくると思います。インデックスファンドがズラッと並ぶ中、アクティブファンドであるひふみ投信の存在感は別格ですね。
と、まあFund of the Year 2018のランキング結果予想はこんな感じ、どのくらい当たるかな(*^^*)
以上、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018に投票しました!ところでFOYって何?」でした。
※私は投資信託の購入は楽天証券を利用しています。楽天カードで投資をすれば、月に500ポイントまで投信購入でもポイントが付くという神サービスが魅力です。
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